ラリホー!たかぴょん21です。
肛門科に行くと、診察ではまず最初に内視鏡による検査が行われます。皆さん、内視鏡と聞くとまず胃カメラを思い浮かべると思いますが、機能的にはそれと同じです。ただ私も知らなかったんですが、肛門科で使用されているものは、長さが10センチ位のもので『肛門鏡』なる名前がついているようです。そのまんまだなー。
肛門鏡は、診察している先生しか肛門の中の様子が見られない仕様になっています。新しい設備を導入している病院では、胃カメラのようにモニターに映し出す機能のついたファイバースコープも採用されているようです。私がいつも行っている病院では、肛門鏡を使用していますが、他の病院で診察を受けたときに画像を見たこともあります。
肛門に異物を挿入されることについて、不安や恐怖、恥ずかしさを感じる方もみえるかもしれませんが、全く心配はいりません。太さも指より細い位ですから、ゼリーをつけて挿入されれば痛みもなく、すんなり入ってしまいます。何せ、大根まで入っちゃう人もいるくらいですからね。(笑)この落ちはこちらでどうぞ。
胃カメラの経験がある方にとっては、比べ物にならないくらいあっさりしたものです。胃カメラは慣れないとかなり苦しいです。
本当に大変なのは大腸検査のときのファイバースコープ挿入です。私も1度だけ経験がありますが、ずいぶん昔のこととは言え、恐ろしく苦しい検査でした。いまだに恐怖感があります。繰り返しますが痔の検査のための内視鏡の挿入は、恐れる事は全くありません。
私が最初の手術をしたW病院で、モニター付の内視鏡で検査を受けたことがあります。その時先生から、
「直腸内にちょっとしたポリープがあるので取っておくわ。」
と軽く言われました。その処置もあっという間に終わって呆気ないものでしたが、その後大変なことが起きてしまいました。2日後の朝、下痢便ちびりそうな感覚で、朝一でトイレに駆け込んだところ、どばっと出てきたのは大量の血!文字通り血の気が引きました。
「なんだこれは!?」
でもすぐにぴんときました。
「先日、内視鏡で切除した、直腸のポリープの傷ではないか?どうしたらいいんだろう?」
それから1時間すると、また同じような下痢便の便意がやってきました。トイレに駆け込むと、また同じような大量出血です。すぐにW病院に向かいました。
病院につくとまた速攻でトイレに駆け込みます。
ぜんぜん血が止まらない!
急ぎ診察を受けるとまずは内視鏡検査です。しかし
「中が真っ赤で何も見えない!!」
と先生はわけのわからんことをいいます。
「小さすぎて字が読めない!!」
ハズキルーペじゃないんだから…
「すぐに入院してください...」
まぢかと思いましたが、どうしようもないのでそのまま入院です。止血のための24時間点滴と入院中の絶食を命じられました。幸いにも出血はそのままおさまり、その間排便することもなく1週間で退院できました。最初の排便時はとっても怖かったですが、出血することもなく、傷口は無事にふさがってくれたようです。この時は本当にどうなることかと思い、嫌な入院だったことを覚えています。


しかし点滴をしていると、不思議に腹は減らないもんですね。空腹で苦しむ事はありませんでした。タバコばっかり吸っていた記憶がありますね。あと、常に点滴をぶら下げていましたので移動が不便だったのと、たまに点滴の針が外れて静脈から血がビュビュっと飛び出ることも何回かありました。
今の話は痔の話ではありませんので、皆さん気には止めないでください。ただ胃カメラの検査は人間ドックなんかで受けるケースもありますが、なかなかお腹の中の内視鏡検査となると受ける機会もありませんので、痔の検査をきっかけに、直腸や大腸の病気が見つかって、結果的に良かったなんてケースもありますから、そういった意味でもしっかりとした内視鏡検査をしてくれる肛門科を選びたいですね。
以上たかぴょん21でした。
ではまた、ラリホー!