ラリホー! タカぴょん21です。
前回まで1回目の手術の事について書いてきましたが、今回は私がどのように痔が悪化してきたか、について書いておきたいと思います。
小学校高学年の頃、とても不思議に思っていたことがあります。それはどうしてみんなウンコした後でもすぐに活発に動けるのかな?と言う疑問でした。(ちょっと言ってる意味わかんない…)
どういうことかと言うと、自分の場合はうんこをした後はできれば少し横になって、あるいはじっとして、お尻が収まるのを待たなくてはなりませんでした。つまりその頃から少し痔核が飛び出していて、それが収まるのにちょっと時間がかかっていたということだったのです。(かわいそう...)
私は子供心に、
(自分のお尻はひょっとして人とは少し違うのかもしれない...)
となんとなく思い始めていました。
中学になると自分の知識も増え、
(これは“痔”という病気なんだ。)
というふうに自覚し始めました。母親には話しましたが、人には言える話じゃありません。イボ痔も排便の後は飛び出るようになってきて簡単には収まらず、ひどい時は自分の指でグイっと、押し込まなくてはなりませんでした。この頃から市販の薬を使い始めました。最初は確か「ヒサヤ大黒堂」の塗り薬だったと思います。新聞の広告を見て取り寄せしました。そう言えば最近はあまり広告を見ないようになりましたが、今でもしっかり営業しているようです。
高校生になると、勉強で座っている時間も増え、痔はさらに悪化していきます。後に手術をすることになったW病院に通い始めたのもこの頃でした。排便後は毎回指で痔を押しこまなくてはならない、という状況が日常化していましたので、家以外で排便することはできるだけ避けるようになっていました。不便です。(文字通り!?)
大学生になると下宿生活になりました。あまりお金がなかったので、寮のような下宿に入りましたが、トイレは共同でしたので、そこはとても辛かったところです。まぁ別に人に見られるわけではなかったんですけどね...
大学卒業後は地元の銀行に就職しました。今となっては皆さん信じられないかもしれませんが、当時の就業状況はブラック企業そのもので、毎晩会社で夕飯も食べ、夜10時11時に退社する、と言う毎日でした。休日も週休2日ではなく、第2土曜日のみ連休という頃、バブルに向かってまっしぐら!という時代です。
「24時間戦えますか? ビジネスマーン、ジャッパニースビジネスマーン!」なんていう栄養ドリンクのテレビCMが、その後はやりましたね。
それはさておき。
仕事の間はずっと座りっぱなしだったので、当然ながら痔もますます悪化していきました。
就職1年目の年は研修が多いです。秋の新入社員集合研修を迎えた時の事、2泊 3日の泊まりの研修がありました。会社の研修所でした。行く前から痔の調子が悪かったんですが、初日にはもう完全に痔核が飛び出しており、とても研修を続けられる状況にはありません。
(どうしようか...)でも背に腹は代えられず、担当の上司に正直に話しました。
「痔の調子が悪いので帰らせてください...」
新人の分際で研修から離脱することは、結構勇気がいりましたです。ハイ。
なんとその上司は、
「丸い穴の開いた座布団でも使って何とかならんか!」
などと悪魔のようなことを言いましたが、そこはきっちり断りました。
(それどころじゃないんです。っていうかそんな座布団置いてあるんかい!)
ここで僕は一気に同期の連中に有名になってしまいました。当時確か80人ぐらいいたと思いますが、
「研修途中で痔で帰ったやつ。」
と言うことで認識されました。それからのちに、結構からかいのネタになりましたかね。まぁその後入院した時に、お見舞いには来てくれましたけど。
研修から帰って医者に直行、それが初めての手術への入り口となっていったのでした。
By the Way,
思えば長期間、手術に至らず持ちこたえたもんだ、と今になっては思ってます。
先ほどのヒサヤ大黒堂、の他、定番の
など他にもいろいろ市販薬は試しました。自分の思い込みでしょうが、薬はあまり同じものを長期間続けて使わない方がいいのではないか、と感じています。人間の体というものは“慣れる”ことができるという特徴がありますが、薬の効用にもそれは言えるのではないかと。
なので1回、ボラギノールを使ったら次はプリザSとか、そういった工夫みたいなことは今でもしてます。
ヒサヤは塗り薬でしたが、あとは座薬中心でした。あと浣腸みたいなチューブ入りのものも使ったことがあります。症状にもよりますが、座薬タイプが一番効く感じがしますね。挿入する時はお湯に10秒ほど浸してから使うと、表面が少しとけてスムーズに入れることができます。(1口メモ)
おならをする時は慎重にしなくてはなりません。
液状化した薬が出てしまうことがありますからね。これ、かなりヤバイっす。そのあたりの技術は“プロ級?”です。って誰も評価してくれないけど。
長文にお付き合いありがとうございました。
ではまた、ラリホー!